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ある税理士が0から税理士事務所を成長させた話 第2部

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会計ソフトを導入

税理士としてのキャリアアップ

税理士を目指して10年。30歳を超えてようやく税理士試験に合格した山田先生(仮名)。いよいよキャリアをスタートさせました。

ある日、会計ソフトの開発会社の営業を呼び、見積をもらうことにしました。そして、その見積を見てビックリ。車を買える金額が記載されていたのです。

会計ソフトには、財務諸表を作るための仕分け入力機能をメインに、法人税申告書作成、確定申告書作成、相続税申告書作成などの機能がオプションで用意されています。最近は電子申告の機能もオプションで追加できます。これらの必要最低限の機能を導入しようとすると、100万円を優に超えてくるのです。パソコン込みの値段で200万円を超えることもあるでしょう。

税理士にとって商売道具の会計ソフトです。税法が複雑化しているなか、システムに頼らないという判断はありえませんでした。山田先生は、リース制度を使って初期費用を安く抑え、使い慣れた会計ソフトの導入を決断しました。

しかし、前の事務所を辞めてしまったので、1から顧問先を作らなければなりません。そんなコネクションも無く、親戚の飲食店の税務業務を任される程度で、全然顧問先が増えない毎日を過ごします。

1人では収入が増えないので、いくつかの税理士事務所のお手伝いをしながら、顧問先の開拓を試みます。成果が表れるようになったきっかけは、税務相談会で知り合った中小企業の経営者でした。

毎年確定申告の時期になると、若手税理士を中心に、地域の税務相談会が行われます。ボランティアの要素が強いのですが、若手税理士にとっては、新しい顧問先を獲得できるかもしれないチャンスでもありました。

山田先生のもとに、中小企業の経営者が相談に来ました。丁寧に対応した山田先生に好印象を抱いた経営者は、名刺をもらうと、後日連絡をしてきて、顧問税理士を探していると告げたのです。そして、顧問料の打合せも終わり、晴れて顧問税理士になったのです。

この後、山田先生は、この顧問先の経営者から知り合いの経営者を紹介してもらうことで、どんどんと顧問先を増やしていきました。1つの出会いが事務所を急成長させたのです。

顧問先が増えれば1人では忙しすぎ、猫の手も借りたくなります。そこで、職員を雇うことにしました。それまで自宅で仕事をしていましたが、職員を雇ったタイミングで駅前の便利な場所に事務所を構える事にしました。