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ある税理士が0から税理士事務所を成長させた話 第3部

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コンサルティングの風景

税理士としての成功の道

顧問先が増えてきたので職員を雇い、駅前に税理士事務所を構えた山田先生。いよいよビジネスが軌道に乗り始めました。

職員ができたので、会計ソフトが1つでは足りません。そこで、会計ソフトの開発会社にお願いして、2人で会計ソフトを使えるようにしてもらいました。当初は200万円ほどした会計ソフトです。2人目も200万円するのではないかと心配しましたが、2人目は20万円の追加ソフトを導入することで済みました。

職員ができたことで仕事を分担できるようになったことも山田先生を助けました。伝票を基に仕分け入力する必要があるのですが、山田先生ではなく職員にやらせればいいのです。山田先生は何をするかというと、完成した財務諸表は税務申告書を基に、経営アドバイスや税務アドバイスを行うのです。

伝票入力などは、顧問先の企業側でもできることなので、いずれ仕事を失う可能性があります。「自分たちで入力するので先生に入力してもらう必要はありません」と言われてしまうと、仕事を失いかねません。そこで、税理士はできるだけ経営アドバイスのようなコンサルティングに軸足を移す方が得策です。

山田先生は、経営アドバイスと節税対策の提案に比重を置きました。この戦略は成功し、経営者が経営者を紹介してくれる流れが順調に加速しました。1度勝ち取った信頼は、次の顧問先へと受け継がれていくかのようでした。

独立してから10年。40歳を超えた山田先生は、4人の職員を抱える立派な事務所を経営しています。パソコンも全部で5台。サーバーを1台導入してIT化にも拍車がかかっていました。

会計システムを5人で使う時は、サーバー1台に複数のパソコンをネットワークでつなげ、どのパソコンからでも顧問先のデータを入力・訂正ができるようになっています。

顧問先が増え、いろいろな業態を経験したことで、山田先生の専門性も深まりました。そんな時に本の出版の提案を出版会社からもらいました。願ってもいないチャンスです。なぜなら、本が売れないとしても、本を書いたことのある先生というだけで宣伝になり、事務所のPRにつながるのです。タイトルは「税理士だから知っている30の節税対策」というものでした。

Webサイトも充実させました。事務所で働く職員と一緒に写った写真を大きく掲載することで、Webサイトを見に来てくれた人に親しみや安心感を与える戦略をとっています。

だまっていてはお客が向こうからやって来ることはない現代のビジネス環境。税理士も例外ではなく、それでも山田先生の飛躍は続きます。